補修特別委員会の紹介

吉田寮には、歴史的な建造物の多い京都市内でも有数の築110年の現棟がある。この建築的な魅力に惹かれて入寮した学生も少なくない。現棟には京都の気候条件に合わせた工夫(通気性、耐震性、防湿性等)が取り入れられており、環境に調和しながら長期間利用することができる一方、そのためには持続的な補修が必要である。本稿では、本年度寮を守るために実施された補修の一部と、その手順について取り上げる。